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「大谷翔平はリーグ屈指の投手」マリナーズ監督も脱帽…投球を丸裸にする“屈指のデータ分析陣”にも負けなかった“投手オオタニの奥深さ”
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/09/22 17:02
9月19日のマリナーズ戦にて、水原通訳と会話する大谷。ジャッジとのMVP争いも佳境に差し掛かっている
過去に1度だけ「2人同時MVP」が生まれた年
残り先発は3登板の予定となった。162回の規定投球回数までは残り14イニング。大谷は言った。
「本来はあまりこだわらないようにしてますけど、どっちみち、行ってみないとそれ(規定投球回)が本当にそうなのかどうなのか(意味を持つのかどうなのか)分からないので、1回、行ってみるっていうのは大きいかなと思います」
既に規定打席には達し、前例のない『W規定』到達はヤンキースのジャッジとのMVP争いで大谷を後押しするとも言われている。
「確実に言えるのは、去年よりもいいシーズンになっているのは、自信にしていいところじゃないかなと思うので、投打のバランス含めて、去年以上のシーズンを送れているっていうのは、一つ自信かなと思います」
「Most Valuable Player」MLBでは一度だけ受賞者ふたりのシーズンがあった。1979年のナショナル・リーグでキース・ヘルナンデス(カージナルス)とウィリー・スタージェル(パイレーツ)。今年はどんな結末を迎えるのか。最後まで大谷には楽しませてもらおう。
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