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父・東尾修と“3歳差”、東尾理子が石田純一との結婚を本気で考えた瞬間「もちろん噂は聞いてましたけど…」〈ロンハーSPでプロポーズ〉 

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郡司倫

郡司倫Rin Gunji

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photograph bySankei Shimbun

posted2022/09/19 11:03

父・東尾修と“3歳差”、東尾理子が石田純一との結婚を本気で考えた瞬間「もちろん噂は聞いてましたけど…」〈ロンハーSPでプロポーズ〉<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

父・修の野球殿堂入りを祝う会に駆けつけた東尾理子・石田純一夫妻(2010年)

 ツアーの佳境を迎えていた03年11月の「大王製紙エリエールレディスオープン」でも、プロデビュー2戦目の宮里に注目が集まっていた。だか、この大会の前にUSLPGAツアーのQスクールを突破して好調をキープしていた東尾は、この大会で初めて優勝争いを演じることになる。

 初日は2オーバーの74と静かな立ち上がりとなったが、2日目にコースレコードとなる「65」をマーク。首位に1打差の単独2位に浮上し、プロ入り後自身初となる最終日最終組となった。

 最終日には前半に3バーディを奪って8アンダーまで伸ばし、ついに単独首位に躍り出る。しかし、ここで初優勝を意識したのか後半は一転してショットが乱れ、ボギーが先行。最終日に「65」をマークして猛追してきた古閑美保に並ばれると、その勢いに押し切られるようにプレーオフ1ホール目で敗退。

 手の届くところにあったツアー初優勝は、目前でするりと抜けていった。

「負けて悔しい気持ちはもちろんありましたけど、それ以上にゴルフが上手くなってきたという手応えがあって、このままやっていれば優勝も遠くないと感じていました。また、念願だったUSLPGAツアーのQスクールの突破も決めて翌年の出場権を得ていたので、“あのケガ”はちょっともったいなかったですね……」

駅の階段から転落「父のスゴさを思い知った」

 東尾が苦笑いで振り返るのは、03年のシーズンオフに駅の階段から転落した事故だ。両足の靭帯を損傷する全治3カ月の大ケガで、しばらくは松葉杖での生活に。当然ながら練習やトレーニングをできない日が続いた。

「ケガしたときは『ああ、やっちゃったな』くらいの感じで、オフ期間中は安静にしていれば大丈夫だろうと思っていたんですが、予想以上に長引いて……。いざ治って練習を再開してみると、フィーリングはだいぶ変わっていましたね」

 04年からはUSLPGAツアーを主戦場とするが、失われたフィーリングはなかなか戻ってこない。すると今度は肩の痛みを発症。06年シーズン真っただ中の6月に手術へと踏み切り、長期離脱を余儀なくされた。

「ランニングしているとき溝にハマって転倒しちゃって、肩から落ちたことがあったんですよね。思えば、あのときから肩を痛めてたのかな……。20年間のプロ野球生活を大きなケガなく乗り切った父のスゴさを、このときあらためて思い知らされました」

【次ページ】 石田純一と結婚「もちろん噂は聞いてましたけど」

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