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米国野球殿堂入りも確実。イチローの永遠の魂の行方とは。
posted2022/09/18 07:00
セレモニーには弓子夫人も出席。ジョーク連発で喝采を浴びたスピーチでは、夫人に対する感謝の言葉も述べた
text by

四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Nanae Suzuki
濃紺のスーツに身を包んだイチロー氏に、シアトルのファンの視線が降り注いでいた。8月27日、本拠地Tモバイルパークで、'19年限りで現役を退いたイチロー氏の「マリナーズ殿堂入りセレモニー」が行われた。球場周辺には、開場数時間前から長蛇の列ができるほど、今でもイチロー氏は特別な存在だった。
「What'sup,Seattle?(シアトル、元気かい?)」で始まった16分半にわたる英語のスピーチに、満員のスタンドは「ひと言も聞き逃さない」と意思統一されているかのごとく聞き入っていた。
「22年前、マリナーズの一員になった時、僕の人生は一転しました。27歳でシアトルに来て、米国での現役生活が19年も続くとは想像できませんでした。今、まだシアトルにいることもそうです。野球は僕にとって永遠の魂。僕の使命は選手とファンがこの特別なスポーツを楽しめるよう力を尽くすことです」
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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