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「『モノマネやって大丈夫ですか?』と今でも聞かれます」山本高広が答えた“本人公認問題”「織田裕二さんにお会いできたら伝えたいのは…」
posted2022/09/16 11:01
text by
松本宣昭Yoshiaki Matsumoto
photograph by
Wataru Sato
「地球に生まれてよかったぁー!」
このフレーズを筆頭に、ハイテンションな織田裕二さんのモノマネを武器として数多くのバラエティー番組に出演してきた山本高広さん。しかし、2008年には「織田さんの所属事務所がテレビ各局に“モノマネ禁止令”を出した」と報じられた。
モノマネ芸人として難しい状況に追い込まれた当時、何が起きていたのか――。
「モノマネを始めるきっかけ」から「今、織田さんに伝えたいこと」まで芸人としての歩みを聞いた。(全3回の2回目/#1、#3へ)
このフレーズを筆頭に、ハイテンションな織田裕二さんのモノマネを武器として数多くのバラエティー番組に出演してきた山本高広さん。しかし、2008年には「織田さんの所属事務所がテレビ各局に“モノマネ禁止令”を出した」と報じられた。
モノマネ芸人として難しい状況に追い込まれた当時、何が起きていたのか――。
「モノマネを始めるきっかけ」から「今、織田さんに伝えたいこと」まで芸人としての歩みを聞いた。(全3回の2回目/#1、#3へ)
初めてマネした有名人は、麻生太郎さん
――山本さんは、幼い頃からモノマネをやっていたんですか?
山本 小学生の頃は、学校の友達や先生のマネですけどね。初めてマネした有名人は、麻生太郎さん。僕は出身が福岡で、よく麻生さんの選挙カーが家の近くを通っていたんです。それを見て、「麻生太郎」と書いたタスキを自作して。手を振りながら学校の廊下を「麻生太郎をよろしくお願いします」と叫びながら歩いたのが、第1作ですね。クオリティは小学生レベルでしたけど(笑)。今でも麻生さんはレパートリーに入っていて、ライブではやるんですけど、テレビとなると政治ネタは結構難しいんです。
――新ネタを考えるときは、ひたすら映像で研究するのですか?
山本 そうです。僕は昔からテレビっ子なので、テレビを見ることが全く苦じゃなく、楽しくてしょうがなかった。織田裕二さんが出演しているドラマも全部チェックしています。昔はビデオテープに録画していたので、テープが足りなくなって大変でしたけど、今ではハードディスクやスマホで画面を録画することもできますからね。随分楽になりました。
印象的だった坂上忍さんへの挨拶
――山本さんのモノマネと言えば織田さんや江口洋介さんのほかにも、渡部篤郎さんやケイン・コスギさんなどなど、レパートリーは数えきれないほどです。ご本人とお会いすることも多いと思いますが、緊張するものですか。