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プロ野球ファンに異変…パ・リーグ大混戦でも“球場観戦に行かない”、なぜ? 球団広報のため息「訴求してはいるものの…」《客足回復のカギとは》

posted2022/09/08 11:01

 
プロ野球ファンに異変…パ・リーグ大混戦でも“球場観戦に行かない”、なぜ? 球団広報のため息「訴求してはいるものの…」《客足回復のカギとは》<Number Web> photograph by JIJI PRESS

プロ野球は今季、3年ぶりに観客の人数制限を設けていない。しかし客入りは「コロナ以前」に戻っていない

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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 今年のパ・リーグは、史上空前の「大混戦」になっている。9月5日月曜日の時点で、首位・ソフトバンク、2位・西武、3位・オリックスがゲーム差「0」、勝率2厘差の中に上位3チームがひしめく状況だった。

熱戦が続いた“首位攻防戦”

 9月2日~4日には、福岡PayPayドームでソフトバンク対西武の首位攻防3連戦が行われた。

 初戦はソフトバンクが5回裏、今宮健太が4号ソロを放って先制。チーム31イニングぶりの得点で勢いを取り戻すと、一昨年から6連敗を喫していた西武先発の松本航を攻略して4-0と完勝した。2戦目の9月3日は「ホームラン記念日」(1977年の同日、王貞治が通算ホームラン数・世界新記録となる756本目を放った日)らしく一発の応酬だ。先行したのは西武で初回に森友哉が7号ソロ。だが、ソフトバンクが2回裏に今宮の2戦連発5号ソロですぐさま追いつく。さらに3回裏に飛び出したデスパイネの8号2ランが決勝点となり、ソフトバンクが5-2で勝って連勝した。

 もし、そのままソフトバンクがカード3連勝を果たしていれば、この歴史的混戦から頭ひとつ抜け出すキッカケになったかもしれない。しかし、3戦目は獅子が意地を見せた。0-0の投手戦で迎えた7回表、西武・外崎修汰が11号2ランを放って均衡を破るとその後も得点を重ねて鷹のエース・千賀滉大を沈め、3戦目は4-1で西武が勝利した。

 まだ「天王山」と呼ぶには早い。だけど、両チームからは独特の熱量が伝わってきた。まさに首位攻防戦の名にふさわしい熱戦の連続だった。

 なのに、この反比例は一体どういうわけか。

 スタンドが寂しいのだ。

以前はあり得なかった観客「2万人台」も

 2日初戦のPayPayドームの来場者は2万8308人。3、4日は土日のデーゲームだったが、3万2954人と3万3742人だった(NPB公式サイト参考)。

 PayPayドームの野球興行時の定員は今季の場合4万人ちょうど。つまり、2日金曜日のナイターは7割程度の入りだった。バックネット裏の記者席から眺めても、かなり空席が目立って見えた。

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