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“エムバペと確執説”ネイマールが絶好調 「僕にとって最後」カタールW杯へ南野所属モナコ戦など6戦9発…ただ不安要素が3つ 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2022/09/03 06:00

“エムバペと確執説”ネイマールが絶好調 「僕にとって最後」カタールW杯へ南野所属モナコ戦など6戦9発…ただ不安要素が3つ<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

日本ツアーでも鮮やかなプレーを見せたネイマール。シーズンイン後もPSGで実力を発揮している

 しかし、その反対に裁判で実刑判決を受けたり、仮に逮捕は免れてもW杯で優勝を逃し、PSGも欧州CLであえなく敗退するようなら、フランスとブラジルの両国でネイマールは厳しく糾弾されることになる。

 こららの関門をいかにして潜り抜けるのか。今季、ネイマールは自分の人生とキャリアを賭けて戦う。

ネイマールとも対戦した日本の10番、南野の現状は?

 なお28日のPSG対モナコ戦では、7月にリバプールからモナコへ移籍した日本代表MF南野拓実が後半19分から出場している。

 南野のここまでも簡潔に振り返ってみる。8月上旬、PSV(オランダ)との欧州CL3次予選の2試合に右MFとして先発。第1レグで後方からロングパスを受けてGKと1対1になった場面があったが、左足からのシュートは惜しくも外れた。

 8月6日のフランスリーグ開幕戦(対ストラスブール)は体調不良のため欠場し、第2節のレンヌ戦はベンチ入りしたが出場せず。20日のランス戦は左MFとして先発したものおの、精彩を欠いてチームも大敗した。

 PSG戦では偽CFのような役割を担ったが、ボールを失ったりパスミスが多かった。終盤にはゴール前でパスを受けてシュートチャンスになりかけた。しかし、DFをドリブルでかわそうとしたものの、簡単にボールをロスとした。

 それでも、8月31日のトロワ戦で先発に復帰。序盤に蹴ったCKを味方選手が頭で決め、移籍後初アシストを記録した。しかし、DFが退場処分を受けたこともあり、前半だけで交代した。

 これまでチームの7試合中5試合に出場(うち先発は4試合)して無得点。フル出場は一度もなく、今後も先発を任されるかどうか微妙な状況だ。

 チームは1勝3分3敗で、リーグでは第5節終了時点で20チーム中16位と低迷。チームも南野本人も苦しい状況にある。

 これまで、日本人選手は香川真司(ドルトムント→マンチェスター・ユナイテッド)、本田圭佑(CSKAモスクワ→ミラン)、宇佐美貴史(ガンバ大阪→バイエルン)のように欧州中堅クラブや日本の強豪クラブで活躍して欧州ビッグクラブへ辿り着いても、レギュラー争いに敗れて退団を余儀なくされたケースが多い。

 2019年に欧州屈指の強豪リバプールへ迎え入れられながら、絶対的なレギュラーになれずモナコへ移った南野も同じような経過を辿りつつある。

 今年のW杯で日本代表が好成績を残すためにも、南野にはモナコで再び成長曲線を描いてもらいたい。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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