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<私とラン> 市民ランナー・日野孝雄 「定年後も働ける理由はランに有り!」 

text by

栗田孝子

栗田孝子Takako Kurita

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photograph byAtsushi Hashimoto

posted2011/02/03 06:00

<私とラン> 市民ランナー・日野孝雄 「定年後も働ける理由はランに有り!」<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto
いま全国で多くの大人がランに目覚め、汗を流し始めています。
走る目的もスタイルも、それぞれに異なる大人たち。
「Number」が初めて一冊まるごと“Doスポーツ”を特集した「Number Do」では、連続インタビュー企画「私とラン」で、彼らの「走る」を覗いてみました。
Number Webでは、雑誌未収録部分も掲載した「私とラン」特別編を公開。
フルマラソンで“サブフォー”も達成している超ベテラン、日野孝雄さんに
「ラン」について語っていただきました。

 ランニングを始めたのは46歳から。だからかれこれ25、6年走っていることになります。もともと運動は好きで、高校の時は格闘技に夢中になり、一時はボクサーになりたくて、入門する一歩手前までいったのに、オヤジに「おまえが倒される姿を見たくない」といわれて、泣く泣く断念したんです。それでも強くなりたいと思って、柔道部に入部。受け身で脳しんとうを起こして、これも断念してしまいました(笑)。

 その後は仕事も忙しく、適当に体は動かしていましたが、「なんか本格的に運動したい」と走り始めたのです。

走っているから、お酒もおいしいし、仲間との話も楽しい。

 走り始めてすぐに「耐寒マラソン大会」というのに出て2位になり、もっと早くなりたいと、走友会「ポポロAC」に入って、トラック練習を積むようになりました。その頃は、走れば走っただけ速くなり、少しでも上のタイムを目指していましたね。

 5kmを19分23秒、10kmを41分01秒、フルマラソン3時間38分の記録を持っています。

 いまでも週に3~4日夕方に5kmくらい走っていますし、週1回クラブの練習に参加しています。だんだん疲れが抜けなくなってきていますが、走っているから、お酒もおいしいし、仲間との話も楽しい。また走れるという自信が、働けるというモチベーションにもつながっているんです。定年後も働いているのは、そのためですね。

 青梅マラソンの10kmに出場して、年代別で上位を狙いたいと思っています。

              ◇    ◇    ◇

◆日野孝雄さんへのQ&A
    72歳、パート勤務。

Q1 走りはじめたきっかけは?
46歳で健康のため。だんだんタイムを目指すようになった。

Q2 どのくらいの頻度で走っていますか?
3~4回/週

Q3 走る日のタイムスケジュールは?
普段は仕事を終え、夕方6時頃から家の近所を30~40分ほど。

Q4 お気に入りのコースは?
東宮御所と高尾山。

Q5 はいているシューズは?
ニューバランス。

Q6 走るときに聴く音楽は?
聴いたことがない。

Q7 今までのベストタイムは?
03:38:00(フル)

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