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<私とラン> 市民ランナー・都築信彦&恵 「父と娘のマラソン二人三脚」
text by
栗田孝子Takako Kurita
photograph byAtsushi Hashimoto
posted2011/01/23 08:00
走る目的もスタイルも、それぞれに異なる大人たち。
「Number」が初めて一冊まるごと“Doスポーツ”を特集した「Number Do」では、連続インタビュー企画「私とラン」で、彼らの「走る」を覗いてみました。
Number Webでは、雑誌未収録部分も掲載した「私とラン」特別編を公開。
第13回は、父娘二人三脚でランを楽しんでいる都築信彦さんと恵さんに
お話を伺いました。
父・都築信彦さん「娘と一緒に楽しめるスポーツなんて最高です」
東京でマラソン大会が開かれる、それなら走らなきゃと、4年前に走り始めました。ちょうど定年を迎え、時間はありましたからね。
最初は3分と走れず、休み休み。それでもだんだん走れる距離が伸びてきて、いまでは1日おきに1時間半くらいは走ります。
とはいっても、ぼくのモットーは「速く走らなくていい」。週に1度は多摩川の土手を走るのですが、うれしいことに土手を降りると喫茶店やレストランがあるので、お金を持って走り、疲れたらすぐ休憩です(笑)。
だから、東京マラソンの7時間制限は魅力で、一度は走りたいのですが、今回もハズレちゃいました。娘は当選、一緒に走りたかったのに残念です。
でも、4月の「池上本門寺花祭り家族健康マラソン」は今年も娘と走ります。娘と一緒に楽しめるスポーツなんて最高です。
娘・恵さん「東京マラソンは父の分までがんばりたい」
1年前に、父から「富士見高原八ケ岳クロスカントリー」に出ようと誘われ、走り始めました。最初は父と同じで、200m走ったらもうダメ! という状態。
高校の時はフィギュアスケートをやっていて、インターハイにも出場したことがあるのに、そのときの筋肉はすっかり退化してしまったようで、1からのスタートでした。
それでも、週に2回くらい、荒川沿いを走っているうちに、5km、10kmと走れるようになり、「富士見高原八ケ岳クロスカントリー」も完走できました。いまは「快体健歩」というクラブに所属して、練習会に参加したり、マラニックも楽しんでいます。
そして、なんと今年の東京マラソンに当選。初フルマラソンなので、緊張していますが、落選してしまった父の分までがんばりたいと思っています。
父の嬉しそうな顔を見ると、少しは親孝行しているかなって。ずっと続けたい趣味になりそうです。
◇ ◇ ◇
◆都築信彦&恵さんへのQ&A
会社経営、65歳 / 会社員、33歳
Q1 走りはじめたきっかけは?
父 : 東京マラソンに刺激されて 娘 : 父からレースに誘われ
Q2 どのくらいの頻度で走っていますか?
父 : 3回/週
娘 : 2回/週
Q3 走る日のタイムスケジュールは?
父 : 昼間ぶらっと1時間くらい 娘 : 帰宅後1時間半くらい
Q4 お気に入りのコースは?
父 : 多摩川土手 娘 : 荒川
Q5 はいているシューズは?
父 : ミズノ 娘 : アシックス
Q6 走るときに聴く音楽は?
父 : なし 娘 : なし
Q7 今までのベストタイムは?
父 : 02:05:00(20km) 娘 : 01:07:00(10km)