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「ここは大人のディズニーランド」楽天イーグルスのダンサーからバーレスク東京へ…リーダーMiiが明かす“ショークラブの覚悟”《特別グラビア》
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakuya Sugiyama
posted2022/07/28 17:01
六本木のショークラブ・バーレスク東京でショーダンサーとして活躍するMiiさん
バーレスク東京へ…最初は迷いながらだった
――楽天での活動を終えてからは、どのような生活を送っていたんですか?
Mii スタジアムダンサーをやっていたのが19歳~20歳くらいの時。そのあとは地元で1年間ほど地方アイドルとして活動して、そのあと上京しました。
東京では事務所にも所属してレッスンも受けながら活動していたのですが、契約を継続するためのオーディションに落ちてしまったんです。もう夢を諦めようかな……と思いましたね。でもその時、挫折して落ち込んでいる私に、アクターズスクール時代の友人が声をかけてくれて、誘われたのがバーレスク東京の前身のお店でした。正直話を聞いた時は、「六本木は何となく怖いし、働きたくないな……」って思いました(笑)。それでもやっぱりダンスができることに惹かれたし、働いてみることにしたんです。
――実際に入ってみたバーレスクはいかがでしたか?
Mii 夜のお店だけど、エンターテインメントができる。そしてそれで生活ができる。それが新鮮だったし、楽しかったですね。やっぱり私はダンスや歌が好きなんだな、と。最初は迷いながら入店しましたが、その後は週6で踊ってましたからね(笑)。
バーレスクは「努力しないと生き残れない、厳しい世界」
――今年で12年目を迎えられて、リーダーも務めているMiiさんですが、バーレスク東京で活動するうえで大切にしていることや大変なことなどはありますか?
Mii ステージはもちろんですが、“社交力”ですね。お客さんとの会話やSNSでの発信など、公演の時間以外の努力をしなければ、ステージの上で輝くことはできません。今、バーレスクのダンサーの数はすごく多くなって、競争も激しくなってきた。努力しないと生き残れない、厳しい世界でもあるんです。
――ショーでは観客は華やかな姿しか見ることはできませんが、実は裏では苦労も多いんですね。
Mii そうですね。裏ではみんな個々にスタジオでダンスの練習をしたり、新作のショーの振付を覚えたり……。バーレスクは毎日公演があるので、練習もショーへの出演と同時並行でやらないといけないんです。キャストが少なかったオープン当初は、レッスンしてショーに出て、また朝までレッスン、という生活を送っていましたね。今思うと過酷だったな……(笑)。
「ここは“大人のディズニーランド”」
――個人としては、これからどんなショーをやりたいと思っていますか?
Mii 12年ここにいて分かったことは、“ダンスも歌も、終わりがない”ということです。だからこそ、もっともっと上を目指したい。そして、バーレスク東京は、やっぱりショーのお店なんです。“大人のディズニーランド”じゃないですけど、ここに来た瞬間に、「なんだここは」っていう異空間を演出することを忘れないようにしたいですね。それが、“ショークラブ”の醍醐味だと思いますから。
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