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「ここは大人のディズニーランド」楽天イーグルスのダンサーからバーレスク東京へ…リーダーMiiが明かす“ショークラブの覚悟”《特別グラビア》
posted2022/07/28 17:01
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Takuya Sugiyama
アクターズスクールに学び、東北楽天ゴールデンイーグルスのスタジアムダンサーも務めた人気キャストのMiiさんに、「彼女がバーレスク東京で歌う理由」を聞いた。《特別グラビアインタビュー/名門・ソウル大卒のエリートダンサー「ラム編」へ》
「安室奈美恵さんやSPEEDに憧れて」
――現在はバーレスク東京でシンガーとしても人気のMiiさんですが、子どもの頃から人前に立つ仕事がしたい、と思っていたのでしょうか?
Mii 実家が青森県なのですが、小学生の時に新聞で見つけたアクターズスクールのオーディションに応募して、中学1年生から高校3年生まで、仙台校に通っていました。そこでダンスとボーカルの基礎を学んだ感じですね。
――その頃、憧れて目標にしていた人物などはいたんですか。
Mii 私はいわゆる“アクターズ世代”なので、安室奈美恵さんやSPEED、MAXなどのグループに憧れていました。その影響で、私も歌って踊れるアーティストになりたかったんです。
黄金期の楽天で“スタジアムダンサー”に
――アクターズスクールを卒業したあとは、どのような活動をされていたのでしょう。
Mii 知り合いのダンススクールの経営者の方に、「やってみないか?」と誘われたのが、楽天イーグルスのスタジアムダンサーの仕事でした。野球には正直興味があったわけではないんですけど、自分のやってきたことが仕事につながることが嬉しくて、1年間やってみることにしたんです。
――実際にスタジアムダンサーとしては、どんな活動をしていましたか?
Mii 音楽に合わせて、走りながら踊って、広い球場を盛り上げる。チアとは違うので、アクロバティックな動きもあったり。真夏は汗だくに、冬は寒くて身体が固まってしまいそうになりながら……。一年中とにかく動き回らないといけないので、今考えると結構過酷だったなって思います(笑)。
――当時の思い出などはありますか?
Mii あの頃の楽天は田中将大投手や岩隈久志投手、山崎武司選手などのスター選手がいる黄金期。自分は試合に出るわけではないけれど、ものすごい数のお客さんがいて、大歓声が聞こえてきて……。緊張すると同時に、「気持ちいいな」と思ったのを覚えています。
それまでスポーツとかかわる人生ではなかったけれど、1年間ダンサーとして携わることができて、自分のキャリアとしても、すごくいい経験をしたなと思いますね。