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《ドラフト中間報告》これが野手“ドラ1候補”ベスト10…大阪桐蔭から“あの捕手”、プロ野球スカウトが語る「“指名漏れ”社会人の事情」も
posted2022/06/19 17:00
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
JIJI PRESS
「投手編ベスト10」を原稿にした翌日、大阪ガス・河野佳投手が日本生命を完封して都市対抗野球出場を決め、さらに翌日、上武大・加藤泰靖投手が佛教大を6回零封して全日本大学選手権の決勝進出を決めた。
どちらもドラフト上位候補に挙げられている快腕たちだけに、この2投手を「10人」から外した者として、少なからず動揺しているのだが、それほどに、日々状況の変化するシーズン中のランキングは難しく、それだけに興味深い。
後ろを振り向かず、前へ。「野手編ベスト10」に進もう。
当時は笑われた「第3位・松川虎生捕手」
ちなみに、昨年のランキングは、こんな顔ぶれだった。
<昨年の中間ベスト10(野手編)>
第1位・正木智也 外野手 慶應義塾大→ソフトバンク2位指名
第2位・藤井健平 外野手 NTT西日本→在籍
第3位・松川虎生 捕手 市立和歌山高→千葉ロッテ1位指名
第4位・水野達稀 遊撃手 JR四国→日本ハム3位指名
第5位・花田旭 外野手 大阪桐蔭高→東洋大
第6位・阪口樂 内野手 岐阜一高→日本ハム4位指名
第7位・吉野創士 外野手 昌平高→楽天1位指名
第8位・梶原昂希 外野手 神奈川大→DeNA6位指名
第9位・代木大和 外野手 明徳義塾高→巨人6位指名
第10位・浜岡陸 遊撃手 花咲徳栄高→法政大
ハイライトは「第3位・松川虎生捕手」なのだが、当時はずいぶん笑われたものだ。「いくらなんでも、あれは無茶振りでしょう(笑)」とわざわざ近寄ってきて伝えてくれた人もいたが、意外とたくさんの人が読んでくれているんだなぁ……と、そっちのほうが嬉しく感じたものだ。
ということで、「今年の野手10人」は、次のようなランキングになりました。