スポーツ名言セレクションBACK NUMBER
大谷翔平「野球をやめるその日まで強くなる」「芯に当てれば勝手にボールが飛んでいく」…27歳で日米150本塁打、二刀流での別次元ぶり
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2022/05/23 17:02
大谷翔平は日米通算150号本塁打を放った
「常に結果は欲しいですよ。それは1年目からそうでした」と大谷は言う。
「でも、だからと言って結果を残さなきゃ、というプレッシャーは感じませんでした」
自分の形で投げて、打てれば、結果は自ずとついてくる──。MVPを獲得したこのシーズンの最終的な成績は、以下の通り。
打者:104試合104安打 打率.322 22本塁打 67打点
投手:21登板10勝4敗1H 140回174奪三振 防御率1.86
日本での通算本塁打は48本。半分近くのアーチをかけた、充実のシーズンとなった。
先に待ち受ける困難を「楽しみ」と言ってのける
<名言3>
僕は何の実績もないただの新人なので、打ったり投げたりというところで示していくしかないと思ってます。
(大谷翔平/Number950号 2018年4月12日発売)
◇解説◇
2018年から戦いの場をアメリカに変えた大谷。オープン戦では結果が出ず、さすがの大谷でもメジャーにアジャストするまでは時間がかかると思っていたが、いざ開幕を迎えると……4月1日のアスレチックス戦で初登板初勝利を飾ると、2日後の第1打席にはメジャー初本塁打をマーク。そこから勢いに乗り、3試合連続本塁打を叩き込むなど、投打両面で全米を驚愕させた。
ポテンシャルの高さを見せつけた大谷だが、「まだ9割5分以上、わからないことのほうが多い」と語っていた。
「ここから先のほうが大変だということは僕が一番、わかっていますし、その準備をしっかりやりたいな、というのが今の僕の楽しみです」
待ち受けているであろう困難を「楽しみ」と言ってのける。そこに大谷のスケールの特大さを感じる。
野球をやめるその日まで強くなる
<名言4>
野球をやめるその日まで強くなるという気持ちでやり続けると思います。
(大谷翔平/Number1048号 2022年3月31日発売)
◇解説◇
大谷がまた節目の本塁打を記録した。
22日のアスレチックス戦、1番DHで先発した大谷は第1打席、左腕アービンが投じた2球目、122キロのカーブが甘く入ったところを見逃さず強振すると、センター方向へぐんぐんと伸びてスタンドイン。打球速度175.3キロ、飛距離は今シーズン“最長不倒”の135メートルの特大弾に。今季第9号本塁打は、節目となる日米通算150本塁打となった、