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[トップジョッキー対談]福永祐一×ルメール「頂上決戦もクールに決める」

posted2022/05/19 07:05

 
[トップジョッキー対談]福永祐一×ルメール「頂上決戦もクールに決める」<Number Web> photograph by Atsushi Kondo

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片山良三

片山良三Ryozo Katayama

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Atsushi Kondo

今やすっかり“ダービー男”となった名手と5年連続リーディングに輝くスーパージョッキー。中山で1、2着を分け合った両者が顔を合わせ、府中への意気込みと世界への思いを語り合った。

 シャフリヤールが勝ったダービーの翌週から半年間に渡って戦われた昨年の2歳戦で、クリストフ・ルメール騎手は49勝をあげた。これはもちろん全騎手中、断然の1位。選りすぐりの素質馬たちがナンバーワンジョッキーの手綱に群がる理由は、翌年のクラシックで彼に乗ってもらうことが栄光への現実的な近道だと知っているからだ。

 そしてルメールが選んだ、今年の牡馬のクラシックパートナーはイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也廐舎、父キタサンブラック)だった。

「ボクの気持ちのなかで、1月ごろにはもう決めていました。ベストホース・フォー・ザ・ダービーはこの馬だって。皐月賞を休み明けで勝つのは結果的に難しかったけど、ダービーを勝つためにはいいローテーションだと思っています」

 一方、福永祐一騎手の2歳戦は、27勝をあげての3位。ちなみに2位は29勝をあげた川田将雅騎手だった。27勝でも十分と言える手駒の豊富さだが、「今年は期待していた馬が次々と離脱してしまって……」と嘆く、福永にとってはイレギュラーなシーズンとなった。その後も、きさらぎ賞のエアアネモイが10着、スプリングSのアルナシームが7着、毎日杯のリアドが5着など、皐月賞の権利を取りに行った馬たちがことごとく凡退し、福永は皐月賞不参戦のピンチにも立たされた。しかし、最後に福永に回ってきたのが、ジオグリフ(牡3歳、美浦・木村哲也廐舎、父ドレフォン)だった。皐月賞前の4戦はルメールが全戦に騎乗し続けてきた、言わばセカンドエース。イクイノックスと同廐舎ということで、ルメールが返事をギリギリまで引っ張ることができたのが福永に幸いした形だ。正式には2週前にオファーが届き、1週前の追い切りに出張騎乗して、コンビを組むことが決まった。

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