伊藤　近くいってますね。年間で1000ステージくらい立ってるんで。

――ネット等でも、名前が挙がらない日はないくらい活躍されていますもんね。

伊藤　でも初めて決勝に出させてもらった2019年のあとは、ぜんぜんテレビの仕事は増えなかったんですよ。3年連続で（決勝に）出て、ジワジワという感じです。まあ、初出場のネタは、かなりぶっ飛んだ野郎という設定だったので、あれだけ見たら扱いにくいって思われたんでしょうね。

――今大会は3年連続で決勝に出場していた見取り図が準決勝で敗れました。オズワルドも今回が3年連続で、今年、4年連続に挑むことになるわけですが、4年連続を達成したのは過去、笑い飯、麒麟、ハライチ、和牛、スーパーマラドーナの5組しかいません。当然、壁は高い。ただ、オズワルドは、まだ引き出しがあるのかな、という気もするのですが。

伊藤　本当の意味で、地肩が試されるでしょうね。いっても去年は、僕らにはストーリーがあったじゃないですか。まずは、前年の決勝で巨人師匠と松本さんの意見が真っ二つに割れて、その宿題を持っていた。そして、夏にABC（お笑いグランプリ）で優勝して、その流れもあった。でも、今年は、すっからかんです。さらに期待値というか、ハードルも上がってる。優勝というより、決勝までたどり着くのがこんなに難しい年はないんじゃないですか。

畠中　お客さんの見方も変わってきますからね。

――それはありますよね。

伊藤　もうオズワルドはいいじゃん、ってなる可能性もある。

畠中　M-1って、まだ世に出てない人の方が受け入れられやすいところがあるじゃないですか。

オズワルドが警戒するM-1決勝“未出場コンビ”とは？

――去年の初出場組も、まさに「世に出てない」人たちでしたもんね。

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