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「僕、相撲センスはあると思う」新大関・御嶽海は“今”に向き合う。

posted2022/03/09 07:00

 
「僕、相撲センスはあると思う」新大関・御嶽海は“今”に向き合う。<Number Web> photograph by KYODO

大関昇進後、父・大道春男さん、母・マルガリータさんと記念撮影。コロナの影響で両親との再会は2年ぶりだった

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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KYODO

 2022年幕開けの初場所で、新大関が誕生した。通算3度目の賜杯を抱いたのは“万年三役”と揶揄されていた御嶽海だった。「大関取りの足固めの場所」と目され、場所前は盛り上がらなかった昇進ムードが、この優勝で一気に形勢逆転。三役在位28場所目、10場所連続在位で、すでに実力は大関クラス。文句なしの昇進となった。

 あれは5年前、2017年の初場所のこと。当時大関だった稀勢の里が悲願の初優勝を果たし、横綱昇進を決めた場所だった。この時、前場所で初の三役となるも負け越し、前頭筆頭として土俵に上がっていた御嶽海は、横綱日馬富士と鶴竜から金星を奪う。さらに豪栄道、琴奨菊の2大関をも撃破し、初の技能賞を受賞する活躍ぶりだった。

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