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大谷翔平の“右翼起用”がポストシーズン進出のカギに? 米国で出回る“怪情報”「開幕は4月中旬。162試合はやらない」

posted2022/02/20 11:03

 
大谷翔平の“右翼起用”がポストシーズン進出のカギに? 米国で出回る“怪情報”「開幕は4月中旬。162試合はやらない」<Number Web> photograph by Getty Images

今季は162試合を行わないとの情報も出回るMLB。好調を保つ大谷への影響は…

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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 春なのに。

 フロリダやアリゾナは25度にもなるポカポカ陽気なのに、キャンプ地にはマイナーリーガーの姿しかない。新労使協定はいつ締結し、球春はいつ到来するのだろうか。

 それでも大谷翔平をはじめとするメジャーリーガーの大半は既にキャンプ地にいる。ロックアウトで球団施設が使えない代わりに、プロアスリートが通う民間のトレーニング・ファシリティは大賑わい。妙なバブルが続いている。

 12月2日に始まったロックアウト。ロブ・マンフレッドコミッショナーによれば、公式戦を通常開催するための手段であったという。それなのに、2月17日の時点で機構側と選手会側の間で行われた交渉はわずかに6度。本気で3月31日の開催を見据えているとは思えない。そんな折り、こんな話が聞こえてきた。

出回る怪情報「開幕は4月中旬。162試合はやらない」

「機構側も選手会側も双方のトップ陣営は162試合を考えていない。ロックアウト解除は3月になってから。4週間から6週間の準備後、開幕は4月中旬か。150試合前後の開催を想定し、減収分はポストシーズンの出場枠増で補填する。両サイドの思惑はこんなところで一致している」

 まことしやかに囁かれる怪情報。真偽は闇の中と感じるが、「Talkin’Baseball」など米国で名が知れ、選手などがインタビュー出演もするポッドキャストでは既に定説として流れている。

 確かにポストシーズンの試合増は両者にとって増収につながる。出場しなければ、お金が入ってこないことは競争力を高めることになる。昨季まで10球団だった進出枠を機構側は14チームに拡大を狙い、選手会側は12と主張している。だが、まだ結論には至っていない。

 ファンは言うまでもなく、2月16日からの春季キャンプイン、26日からのオープン戦、3月31日から始まる162試合制の公式戦を望んでいた。「お客さまは神様です」なんていう文化や精神があれば、こんなことにはなっていないだろう。MLBの悲しい現実だ。

【次ページ】 試合数の減少は大谷にどんな影響?

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