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大谷翔平の“右翼起用”がポストシーズン進出のカギに? 米国で出回る“怪情報”「開幕は4月中旬。162試合はやらない」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2022/02/20 11:03

大谷翔平の“右翼起用”がポストシーズン進出のカギに? 米国で出回る“怪情報”「開幕は4月中旬。162試合はやらない」<Number Web> photograph by Getty Images

今季は162試合を行わないとの情報も出回るMLB。好調を保つ大谷への影響は…

トラウト、レンドンとの“DHのシェア”の重要性

 だが、チームがポストシーズンへ進出するためには、昨年と全く同じでは厳しいものがある。大谷が「DH」のスポットを独占したままではチーム力に限りがある。

 チームの総カロリーを増やすためには、マイク・トラウトとアンソニー・レンドンの力が必要だ。正中堅手のトラウトは8月に31歳、正三塁手のレンドンは6月に32歳を迎える。その中で、彼らがケガなくシーズンを乗り切るためには「DH」のスポットをシェアする必要がある。大谷が週に1、2試合、右翼へ入れれば可能となり、3人が常にラインナップに並ぶことが相手にとっては最大の脅威となる。

大谷「外野手もやれと言われれば、やりたい」

 もちろん、右翼へ大谷が入る場合は二塁手のデービッド・フレッチャーは忙しくなる。右翼へ打球が飛べば、フレッチャーは深く中継ポイントへと走り、大谷は素早く返球することが基本事項。全力でのロングスローはファンとして見たい気持ちはあってもご法度だ。大谷は常々言う。

「首脳陣の方の考え方次第ですね。(外野手も)やれと言われれば、やりたいなとは思います」

 昨春、大谷、マドン、ペリー・ミナシアンGMの3者はキャンプイン時から膝をつきあわせ、コミュニケーションを重ねてきた。大谷の希望を聞き、耳を傾け、その上で首脳陣はプランを伝えた。

 その結果がリアル二刀流であり、登板前後の休養撤廃となった。「46本塁打、9勝」の歴史的シーズンが生まれた背景を考えれば、「右翼・大谷」がポストシーズン進出へのキーポイントとなる。そんな気がしてならない。

 幸いにも今年も大谷翔平の体調はすこぶる良いと聞く。二刀流、リアル二刀流から三刀流へ。夢多きシーズンとなることを誰もが願っている。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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