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《転倒・菜那と涙の姉妹愛も》高木美帆「足元は見てますが、狙うのは世界の…」 悲願の個人金とライバルも絶賛の“美しいスケート”
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2022/02/18 17:03
1000mで五輪新をたたき出し、自身初となる個人金メダルを獲得した高木美帆
鮮やかで無駄のないフォームで2周を駆け抜けると、1分13秒19の五輪新記録をマーク。最後の最後まで最高のパフォーマンスを発揮し、個人種目としては自身初の金メダルを獲得した。
「最後にこうやって自分のすべてを……」
表彰式後のフラッシュインタビューで高木美帆は「この五輪の出だしはつらいことがたくさんあって、自分の調子も上げられないまま挑む形になった分だけ、最後にこうやって自分のすべてを出しきることができたのでよかったです。このレースで金メダルを取れなくても悔いはないと思えました。金メダルを取れたことで嬉しさが倍増というか、形になって残ったなと思います」と語った。
冬季の日本勢最多となる1大会4つ目のメダル、さらには自身にとって五輪通算7つ目のメダル獲得。高木の残した足跡は、日本スピードスケート史上最高のオールラウンダーであることを雄弁に物語る。
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