沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
年度代表馬エフフォーリアはGIを何勝するのか? 2022年“平地GI全24レース”の勝ち馬を大予想《昨年は5レース的中》
posted2022/01/30 11:02
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Photostud
昨年のこの時期、「2021年JRA平地全GI勝ち馬予想」を、編集部からのリクエストで実施した。
競走馬は、路線を変えたり、故障したりと、ただでさえ先を読むのが難しい。2歳馬に至っては、まだデビューすらしていない。まさに“無茶ぶり”の企画だったわけだが、平地GI24レースのうち、何と5レースも的中してしまった。
桜花賞(ソダシ、単勝360円)、オークス(ユーバーレーベン、単勝890円)、宝塚記念(クロノジェネシス、単勝180円)、菊花賞(タイトルホルダー、単勝800円)、ジャパンカップ(コントレイル、単勝160円)である。
的中率は約21パーセント。単勝を100円ずつ買った場合、2400円の投資に対し2390円の払戻しとなり、回収率は約99.6パーセント。胴元のJRAから単勝の場合20パーセントをテラ銭として控除されているのだから、実質的にはプラスと言っていい。
早めに断っておくが、マグレである。勝ち馬として挙げた馬が出走すらしないこともあり(昨年は半数の12レース)、この条件で当てることは至難のワザなのだ。
それをお含みおきいただいたうえで、今年も全GI勝ち馬予想をご覧いただきたい。昨年同様、寸評と自信度(A、B、C)も。
ソダシの復活に期待【フェブラリーS~大阪杯】
フェブラリーステークス(2月20日、東京ダート1600m)
ソダシ(牝4歳、父クロフネ、栗東・須貝尚介厩舎)
出てきたら勝ち負けに。チャンピオンズカップの敗因はダートより距離ではないか。芝2000mの札幌記念も勝っているが、ベストはマイル。復活劇に期待する意味でも。 (C)
高松宮記念(3月27日、中京芝1200m)
レシステンシア(牝5歳、父ダイワメジャー、栗東・松下武士厩舎)
2019年の阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったあと、GIで2着5回。うち3つはスプリント戦。久々の美酒を。(B)
大阪杯(4月3日、阪神芝2000m)
エフフォーリア(牡4歳、父エピファネイア、美浦・鹿戸雄一厩舎)
中・長距離では日本、いや、世界トップクラス。すでに名馬の域に。たとえ昨年のような道悪になったとしても、皐月賞の走りから何の不安もない。 (A)