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佳境を迎える大学選手権。でも、試合数が少なすぎない?
posted2022/01/08 07:00
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph by
Nobuhiko Otomo
王者のシーズンは、暮れを待たずにピリオドを告げた。12月18日の花園ラグビー場。大学選手権連覇を目指した天理大は、初戦の4回戦で明大に17-27で敗戦。8強にも残れずにシーズンを終えたのだ。
「関西3位と対抗戦3位の戦い。関西のためにも何とか勝ちたかった」
小松節夫監督はそう悔しさをにじませ、「昨季のメンバーが大勢抜けて、春先はケガ人も多くて、チーム作りが難しかったけれど、試合ごとに成長を感じていました。このチームがここで終わってしまうのは残念です」と、深く息を吐き出した。
惜しいな、と思う。大学ラグビーでは12月の選手の成長がすごい。試合を重ねた経験値は選手の引き出しを増やし、プレーの精度も判断力もコミュニケーション力も、二次関数的に急角度で高まるのだ。