「ひたすら自分で反省会だなって（笑）」

「そもそも失点したら自分のせいと僕は思っています。開始1分で失点しても残り89分間で勝たなきゃいけないわけですから引きずっている暇なんてない。試合が終わったらひたすら自分で反省会だなって思っているだけ（笑）。だからどんな状況であっても、前を向いてやっていくしかないんです」

　ポルティモネンセからの完全移籍が23日に発表された。負けは許されないアジア最終予選、エスパルスの巻き返しと権田にはやらなければならないことがたくさんある。

　失点した次が、大事。

　ミスした次が、大事。    

　人間ゆえに失敗は当然ある。権田修一が権田修一たるゆえんは、失敗の連鎖に足を踏み入れず踏みとどまれる力があることだ。

　2021年は「個人的にいろいろと成長できた年」と言い切る。責任感と緊張感の戦いが、彼の経験値を一段と引き上げたことは言うまでもない。

　トレンドになった「ゴン攻め」ならぬ、危機をチームで乗り切る「ゴン守り」。

　苦難を力に変えてビッタビタ感を醸し出す守護神の存在は、実に頼もしい。《第1回、2回も読む》

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「自分がいらんことをした」エスパルス主将・権田修一が明かす、残留争いのなか当たってしまった“嫌な予感”

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