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野球クロスロードBACK NUMBER
打点王&コメント王・島内宏明の「名言ベスト2021」、栄えあるNo.1は? 楽天広報「当初は『こんなん、本当に出していいんか!?』と」
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph bySankei Shimbun
posted2021/12/20 06:02
楽天広報が選ぶ「(打点王)島内宏明ベスト語録2021」。今年のグランプリは?
「それはさすがに思いもしませんよ(笑)。去年、広報になってコメントを取り始めた当初は『こんなん、本当に出していいんか!?』と困ったくらいですからね。今はだいぶ慣れましたし、島内選手がああやって個性を出してくれることで球団も注目してもらえるわけですから、ありがたいことです。おかげさまで、僕の取材も多いんですよ。『島内選手のコメントについてどうですか?』って」
なるほど。そんな事情もあってか、島内が全幅の信頼をもって「ベスト語録2021」の選者にむちゃぶりしたのか。納得。
せっかくなのでまずは「特別賞」を
――というわけで益田広報、グランプリと準グランプリの発表を……ん? 島内選手、そわそわしていますがどうしました?
「グランプリは……!」
――ちょま! フライングはダメです(笑)。
「あ、はい」
――じゃあ、せっかくなんで「島内的グランプリ」の特別賞を選んでもらえますか?
「僕、決めてますよ、ふふふふ」
【特別賞】
7月3日 ロッテ戦 3回に本前郁也からタイムリー二塁打
「打ったのはストレート。フレッシュオールスターに選ばれるようにアピールできて良かったです」(真顔で)
選考理由=フレッシュオールスターに出たかったから
「フレッシュオールスターが近かったんで。メンバーに選ばれる人、いいっすね。羨ましいです。来年僕、本気で目指してるんで、またこの時期に打てるように頑張ります」
当然ながら、プロ入りして5年以上が経過している島内にフレッシュオールスターの出場資格はない。完全なネタではあるのだろうが、1年目から一軍で戦い、一度も出場経験のない彼にとっては憧れの祭典なのである。
――気持ちはわかりますが、初選出のオールスターでMVP(第2戦)のほうが快挙です。
「そこは嬉しかったですけどね。でも、仙台で開催されなかったら僕、(監督推薦で)選ばれてないと思うんで」
準グランプリはスコアラーとの関係がわかるあの…
というわけで、気を取り直して。益田広報によるグランプリと準グランプリの発表です。