【準グランプリ】

　10月6日　ソフトバンク戦　1回にニック・マルティネスからタイムリー

「打ったのはカット。村林、誕生日おめでとう。楽天のスコアラー安田さん（やっさん）のおかげで打つことができました。これが本物の安田打法」（真顔で）

　選考理由＝なんと言っても安田スコアラーとの信頼関係

　益田「実はこのコメント、僕のほうでニュアンスを変えたんです。というのも、まるで目の前に安田（周一郎）スコアラーがいるかのように島内選手が話すもんですから、内容があまりにもフランクすぎて（笑）。ふたりは普段から会話のキャッチボールが独特すぎて、表に出したところでみなさんに理解してもらえないと言いますか……。それだけに、とても印象深い談話でした」

　島内「本当はありのまま出してもらいたかったんですけどね。まあ、やっさんはスコアラーですけど、僕にとってはメンタルトレーナーでもあるんで。『話を聞いてよ』って僕が言うと聞いてくれて、気楽に送り出してくれるんで助かってます」

“大注目”のグランプリ、決め手は「愛社精神」

【グランプリ】

　7月10日　西武戦　3回に今井達也からタイムリー

「打ったのはストレート。いつもサロンパスにはお世話になってます。一昨日は5枚、昨日は9枚使わせて頂きました。本日もたぶん疲れると思うので37枚貼って寝ようと思います。以上」（真顔で）

　選考理由＝これぞ島内選手の「愛社精神」

　益田「選手の活躍がスポンサーさんの喜びに繋がるのは、球団としても嬉しいことですからね。ビジターの試合でも、島内選手が打ってその商品名をコメントすることによって、『本人も喜んでいるので、楽天イーグルスのホームでも冠試合を開催していただけませんか？』と営業しやすくなりますし。何度でも繰り返しますが、そういった島内選手の視野の広さ、コメント力にはもう、頭が下がります」

　島内「スポンサーさんがいないと、僕ら選手は野球できないんで。球場もそうじゃないですか。僕、ホーム（楽天生命パーク宮城）の広告の値段、だいたいいくらかわかりますからね。あんな高い金額を払ってまで1年間、チームを応援してくださるわけなんで、ああいう形（コメント）でもちょっとは貢献できたらいいなって思いますよね」

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