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《単独インタビュー》大谷翔平27歳が明かした“本音”「ホームラン王は獲りたかったです(笑)」「10勝は何とも思ってないです」
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph byGetty Images
posted2021/11/18 17:06
発売中のNumber『大谷翔平2021完結編』で、今季を振り返るロングインタビューに応じた
「うん、ホームラン王は獲りたかったっちゃあ、獲りたかったです(笑)。10勝に関しては、何とも思ってないですね。そこにこだわりはないし、1年を通して投げることができて、防御率が2.9と3.1の間を保てれば必ずこの先、10勝はできますから……ただホームラン王に関してはタイミングがあるじゃないですか。周りとの匙加減というか、自分がどれだけ打っても誰かがそれよりたくさん打っちゃえば獲れないわけで、そういう意味では獲ってみたかったなというのはあります。でも獲っちゃったら獲っちゃったで、自分の中の何かが変わってしまうのもイヤなので、ここから先をもっと頑張っていくために獲らなくてよかったのかな、と思ったりもします」
――では、二刀流の数字の天井についてはいかがですか。
「終わってみないとトータルの数字がどれだけ残っているのかなんてわからないし、別に今、それを考える必要はないのかなと思います。引退したときに振り返って、感傷に浸るのか、あるいは悔しがるのか、そのときになって何かを感じればいいのかなと……それまでは何も考えずに1年1年、出し切っていきたいと思っています」
<前編から続く>
Number1040号掲載の大谷翔平ロングインタビュー「チームを勝たせる二刀流を目指す」では、二刀流でフルシーズンを完走する中で得た感覚、投打のビッグプレーの裏で感じていたこと、来季への思いやプライベートまで、本人がたっぷりと語っています。ほかにもマドン監督やトラウトらチームメイト、栗山英樹前日本ハム監督たちが語る今季の活躍、投打走の「SHO-TIME」全記録集など、歴史的なシーズンのすべてが詰まった内容です。ぜひご覧ください。