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《単独インタビュー》大谷翔平27歳が語る“完璧だったピッチング”「僕の全盛期は小6くらいのときだったので(笑)」
posted2021/11/18 17:05
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Getty Images
打っては138安打、103得点、100打点、投げては130.1投球回、156奪三振。今季最終戦で前人未到の「クインティプル100」を達成し、2021年を締めくくった大谷翔平。
発売中のNumber1040号『大谷翔平2021完結編』では、巻頭で今季を振り返る本人のロングインタビューを掲載している。ビッグイヤーを終えた今の胸中を余すところなく語った誌面の一部を、抜粋して紹介する。(全2回の前編/後編へ)
――球速とコントロールを両立させたとしたら、1試合をすべて初球で打ち取って27球で終わらせたいのか、全員を3球三振に斬って取る81球のピッチングか、大谷さんの理想はどちらに近いんでしょう。
「それを言うなら、間を取って50球くらいかな(笑)。どっちもできるのが理想です。27球で試合を終わらせるピッチャーが必ずゼロで抑えられるのかというと、そうではない。27球で終わらせるピッチングをするとなれば、全部の球をバットに当てさせなくちゃならないじゃないですか。当てられたら風に乗ってホームラン、なんてリスクも出てきます。だから27球のピッチングと81球のピッチングのバランスを併せ持っているというのが理想ですね」
――100マイルを超えるまっすぐと、スライダー、スプリットの3つの球種でバッターを圧倒しながら、ときにはカットボールをうまく使って打たせて取ると……相変わらず欲張りですね(笑)。
「序盤のリスクの少ない場面では球数をコントロールしながら27球のピッチングをして、終盤の1点を争う場面なら3者三振を狙って81球のピッチングをする。もっと細かく言えば、チームの状況にもよりますよ。たとえばクローザーが3試合連続で投げていて今日は使えないとなれば、9回をひとりで投げ切るために27球のピッチングをしてゼロに抑えることを目指す日もあるとか……いろんなことを計算しながら投げられれば、それが一番いいんですよね」
「僕の全盛期は小6くらいのときだったので(笑)」
――これまで、そういう完璧な、美しいピッチングができた記憶はありますか。