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“打てない”捕手だからこそ。楽天を支える炭谷銀仁朗の味。

posted2021/10/26 07:00

 
“打てない”捕手だからこそ。楽天を支える炭谷銀仁朗の味。<Number Web> photograph by KYODO

高卒1年目からマスクを被り続けて16年。移籍後は3本のホームランを放つ(10月12日現在)など打撃でも存在感

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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KYODO

 4時間21分の激闘の末、CS出場枠を争うイーグルスとホークスの直接対決は7-7の引き分けに終わった。10月5日のこの試合、イーグルスのスタメンのキャッチャーは24歳の太田光、34歳の炭谷銀仁朗はベンチスタートだった。

 4-5とイーグルスが1点差に追い上げた6回裏、炭谷がマスクをかぶる。時計の針は8時半を指していた。途中出場ながら炭谷は2時間近くも試合を任されたことになる。

「後ろから行くときの難しさがあるんです。6回からもそうですし、1点差、2点差で勝ってるときの9回だけ行くというのもめちゃめちゃ難しい。初回からマスクをかぶって試合を見ているのとベンチから見ているのとでは全然違います。いいこともあるんですよ。前のキャッチャーとまったく違うことをして相手のバッターを困らせることもありますし、でも逆につかみにくいまま入ってやられちゃうケースもあります」

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