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〈武道館でサプライズ復帰〉4年前、緊急開頭手術→欠場中だった柴田勝頼に天龍源一郎が送ったエール「みんなお前のことを忘れてないよ」 

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堀江ガンツ

堀江ガンツGantz Horie

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photograph byEssei Hara

posted2021/10/26 17:02

〈武道館でサプライズ復帰〉4年前、緊急開頭手術→欠場中だった柴田勝頼に天龍源一郎が送ったエール「みんなお前のことを忘れてないよ」<Number Web> photograph by Essei Hara

新日本プロレス10・21日本武道館大会にて、サプライズ復帰を果たした柴田勝頼

 よくぞここまで戻ってきたものだと思う。柴田がのちに聞いたところによると、オカダ戦後に倒れ手術前の時点での生存率はなんと18%。それほどの重態だったのだ。入院は2カ月に及び、リハビリも長くかかったという。

「次、このリングに立つときは、コスチュームで。以上!」

 柴田は長期欠場中、自身の状態についてはほとんど語ってこなかったが、この4年半、決して復帰をあきらめずトレーニングを続けてきたことは、ザック・セイバーJr.戦での動きや引き締まった肉体が雄弁に物語っていた。

 そして5分間のエキシビションを終えたあと、柴田はマイクを握り、「次、このリングに立つときは、コスチュームで。以上!」とファンの前で事実上の“復帰宣言”をした。

 しかし、まだ復帰が正式決定したわけではない。負傷箇所が頭部ということもあり、新日本プロレスも正式な試合復帰にGOサインを出すのは慎重にならざるをえないだろう。たとえ復帰できたとしても、かつてのような激しい試合は難しいかもしれない。今回のグラップリングルールのような、技を限定した試合形式になる可能性も考えられる。

【次ページ】 天龍源一郎が4年前に柴田に送っていた“エール”

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