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大日本・新エースの“覚悟” ドリュー・パーカーのデスマッチ愛「痛いけど頑張る、まだやれる…」野村卓矢は「ストロングBJが最強だ」 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2021/10/24 11:00

大日本・新エースの“覚悟” ドリュー・パーカーのデスマッチ愛「痛いけど頑張る、まだやれる…」野村卓矢は「ストロングBJが最強だ」<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

大日本プロレス新世代のエース、ドリュー・パーカー(右、第2代GCWウルトラバイオレント王者)と野村卓矢(左、BJW認定ストロングヘビー級王者)

ドリューの決意「若い俺たちがやらないといけない」

 リーグ戦優勝直後、塚本拓海からデスマッチヘビー級王座を奪取。その翌朝にアメリカに渡り、GCWウルトラバイオレントのベルトも手にした。

「アメリカでも、塚本さんにつけられた傷から血が出た(笑)。でも連続でシングルマッチやったけど、全然疲れなかったね」

 デスマッチヘビーのベルトは宮本にリベンジを許し、奪われたものの、ウルトラバイオレント王座はここまで2度防衛している。挑戦者は石川勇希と兵頭彰。どちらも1995年生まれで、ドリューとは同世代だ。

「伊東さんとか(アブドーラ・)小林さんはデスマッチのスターだけど40歳以上。その下は高橋(匡哉)さんが35歳、神ちゃん(神谷英慶)が29歳。団体の未来を作るのは27歳から32歳くらいの選手なんだけど、大日本のデスマッチはそこが少ない。だからもっと若い俺たちがやらないといけない」

3度目の防衛戦で“竹田誠志超え”なるか?

 3度目の防衛戦は10月25日の新木場大会。デスマッチ開眼のきっかけとなった竹田の挑戦を受ける。ドリュー曰く、竹田は「ファイナルボス」だ。

「他の先輩たちには1回勝ってる。あとは竹田さん。シングルマッチは3回目だし。“3回目の……”って、何か言葉あるでしょう。3度目の正直? そうそれ(笑)」

 今の大日本のデスマッチには新しいスターが必要。でも自分はスターじゃなくていいとドリューは言う。スターを作るライバルでいたいと。だから自分との試合で石川や兵頭が褒められるのが嬉しいそうだ。とはいえ大胆で華やかで感情移入を誘うドリューもスター性は充分。“竹田超え”を果たせば、いよいよ周りが放っておかなくなるはずだ。

【次ページ】 新世代エース野村卓矢が憧れた“ストロングBJ”の闘い

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