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マドン監督は「今回は競争ではない」。前例なき大谷翔平MVPレースを占う。
posted2021/10/11 07:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
KYODO
今季ばかりは、表面上の成績や数字だけで比べられない――。
シーズン佳境に入り、今季のア・リーグのMVP争いについての論議が、米国内で頻繁に交わされるようになってきた。二刀流でファンを魅了したエンゼルス大谷翔平、大谷と本塁打王を争ったウラジーミル・ゲレロJr.(ブルージェイズ)、捕手としての最多本塁打を更新したサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)。議論好きの米国メディアの間で、この3選手をめぐって多様な意見が飛び交っている一方で、「大谷最有力」のトーンは変わっていない。
専門局「MLBネットワーク」などでコメンテーターを務める大ベテランのジョン・ヘイマン記者は、同局の番組内で持論を披露した。