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「そのベルト、返してもらおうか」飯伏幸太が狙う“3連覇”とIWGP世界王座奪還…“カミゴェ”食らった鷹木「本家のは半端ねえな」
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2021/10/05 11:00
10月3日のG1クライマックス公式戦にて、鷹木信悟に勝利して雄叫びを上げる飯伏幸太
飯伏はIWGP王座奪還を目論む
鷹木は17年前のこの日にプロレスラーとしてデビューした。ちょっと苦いデビュ―記念日にはなってしまったが、王者として迎えた記念日には感慨深いものがあった。
飯伏は一方的だが、その言葉通りならば来年の東京ドームを待たずに年内のIWGP世界王座挑戦と奪還を描いているようだ。
「次、ここ愛知県体育館に来るときは、必ずベルトを巻いて戻ってきます。必ず守ります」と飯伏はマイクでファンに約束した。
新日本プロレスの次の愛知県体育館は11月21日だから、それまでにベルトを巻くという急ぎのプランのようだ。
そうすると、飯伏の鷹木への挑戦試合は11月6日の大阪府立体育会館が有力視される。
昨年のこの時期には大阪で内藤が保持していたIWGPヘビー級とインターコンチネンタルの2冠戦が、内藤がG1公式戦で敗れたEVILを相手に行われていることから同様の構図になることも十分に予想される。
3日の名古屋大会が終わった時点で、G1のAブロックの優勝決定戦進出者は内藤がすべての選手に勝ち点を献上したことから混戦模様で、2敗までの6選手にチャンスがある。飯伏、セイバーJr.、グレート-O-カーン、KENTA、矢野通、そして鷹木だ。
飯伏は3連覇を達成できるのだろうか。