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史上最強メンバーの凱旋門賞は、欧州で戦うディープ産駒が中心か。
posted2021/09/19 07:00
text by
片山良三Ryozo Katayama
photograph by
KYODO
日本産のディープインパクト産駒、スノーフォール(牝3歳、愛、A・オブライエン厩舎)が1番人気の支持を集めているのが今年の凱旋門賞(10月3日、仏、ロンシャン競馬場、芝2400m、GI)。
出走メンバーが確定したわけでもないのに断定的に書けるのは、ブックメーカー(私設の賭け屋)が、かなり早い時期から単勝オッズを公開して馬券を発売しているからだ。出走しないかもというリスクがある分、早い時期ほどオッズは高め。買った時点でその倍率は保証してくれる。
業界大手のウィリアムヒル社のオッズでは、スノーフォールは3.25倍。英ダービーとキングジョージを勝ったアダイヤー(牡3歳、英、C・アップルビー厩舎)が5.5倍で2番人気。BCターフなど重賞を5連勝中のタルナワ(牝5歳)が6倍で3番人気の支持。仏ダービー馬で、ドバイでもGI勝ちがあるミシュリフ(牡4歳)が8倍、愛ダービー馬でパリ大賞でも圧勝したハリケーンレーン(牡3歳)が9倍、ロンシャンとアスコットでGI勝ちがあるワンダフルトゥナイト(その後、球節骨折で引退)が同じく9倍と、美味しいオッズが続いている。