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中山雅史はピッチレポーター→1カ月半後に“ジョホールバル”スタメン、呂比須は発熱…なぜ最終予選はいつも“何か起きる”のか?
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byEtsuo Hara/Getty Images
posted2021/09/08 11:55
1997年のW杯最終予選イラン戦の延長戦前、名波のストレッチを手伝う中山
発熱した呂比須は「僕のプレーが10秒でも必要なら…」
<名言2>
僕のプレーが10秒でも、30秒でも必要なら、一生懸命頑張るので、連れて行ってください。
(呂比須ワグナー/Number968・969号 2018年12月20日発売)
◇解説◇
1997年のフランスW杯アジア最終予選、岡田武史監督率いるチームにあって呂比須はアジア最終予選で3ゴールを挙げるなど、不可欠な存在だった。
しかしアウェーの韓国戦後に発熱。体重が5kgも減るなどメンバーから外れる可能性もあった中で、岡田監督から「調子はどうか」と声をかけられた際、戦いぬく意思を見せたのだった。
<名言3>
負けて得たもの……あったとは思います。
(三浦知良/Number625号 2005年4月7日発売)
◇解説◇
1993年のアメリカW杯アジア最終予選“ドーハの悲劇”を振り返ったカズは、「負けて得たものはあった」と語った上で、こう続けている。
「ひとつひとつ積み上げてきたものが、あのたった一瞬でダメになる。だからといって、何をしなければならないかというと、もう一度ひとつひとつ積み重ねていくしかないんですよ。それは負ける度に考えることです。負けて得るもの、ありますよ」