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長谷部誠37歳の“スピード不足”を現地紙は指摘するが… 「落ちている部分はない」高い知性とスキルなら今季も期待大
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2021/09/01 11:01
37歳の今もなおブンデスの舞台で戦えているだけでも称賛に値するが、長谷部誠はさらに上のレベルを見据えているのだろう
「“今年が最後かな”と思いながら何年も」
「ここ数年、『今が一番いい?』という質問をよくされますが、フィーリングとしては、ダッシュやインテンシティのところは落ちているかもですけど、サッカー選手としての自分の総合的なところは、これまでの数年より落ちている部分はないと思います。『今が一番いい』と脳に叩き込みながらやっています。
毎シーズン始まる前に『今年が最後かな』と思いながら、何年も過ぎている。自分の中では先を考えてもしょうがない。自分がチームのためにできることをやっていく。今シーズンが最後になるかどうかもわからない。
気にしてないわけではないと思いますけど、評価されれば使ってもらえるし。ニコ・コバチ、ヒュッター監督の時もそうだった。年齢で選手を判断することをしない。恵まれていると思います。そういうものに応えたい。
今シーズンも、1日1日、一瞬一瞬を大事に」
シーズンは始まったばかり。新チームの基盤は作られ始めたばかり。いつ、どこで、どんな起用をされるかはわからない。でも、長谷部は今季もフランクフルトにとって重要な役割を担うはずだ。
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