――年齢のことはあまり言いたくないですが、近賀選手は今年で37歳を迎えました。レジーナではキャプテン、背番号も「10」を背負う。新シーズンを前に、自分のサッカーキャリアの中で今はどういう立ち位置にいると思いますか？

　ずっとサッカーをやってきて、こうやってレジーナに入るまで「引退」をいつするかなんて全然考えられなかったですし、いつ自分のサッカーキャリアが終えるのか、というのは正直今もわからない。

　ただレジーナへの加入が決まってから（昨年12月）、きっと現役生活の終わりが近づいているというか、ここで今までやってきたことをすべて出して、そのときに何を自分が感じるかによって（引退が）決まるのかなとも思うようになりました。

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――「引退」という言葉を使うことに抵抗はないですか？

「いつですか」と訊かれたら困りますけど（笑）。まあ、それはいつか来ると思うので。遠い未来でもないのは事実。本当にサッカーが好きで、ここまで夢中でやってきました。そのキャリアの中で初めて、ここが最後になるのかなと思えたクラブ。まだまだ引退なんて決めてないですけど、レジーナに来た理由は自分ができることを全部出し切れる、出し切りたいと思ったから。経験を伝える役割も期待されていると思いますが、このチームと一緒に階段を上がる1歩目、2歩目を目指したいという思いが強いですね。

――WEリーグでの活躍を期待しています。ありがとうございました。

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