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競泳“午前決勝”の影響
posted2021/08/20 07:00
![競泳“午前決勝”の影響<Number Web> photograph by Shinya Mano/JMPA](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/8/1500wm/img_18a289938b47ac9369cb8fb0c3e5621a253446.jpg)
200mバタフライで銀メダルを獲得した本多灯も、19時に行われた予選では「1:55.10」、11時に行われた準決勝では「1:55.31」とタイムを落としていた
text by
![小川勝](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
小川勝Masaru Ogawa
photograph by
Shinya Mano/JMPA
東京五輪においては記録の面で、過去にあまりなかった傾向の出た競技があった。水泳競技の競泳において、午前中に準決勝と決勝、午後に予選が行われるという、通常とはまったく違うスケジュールだったことから、予選のタイムが速く、決勝であまりタイムが伸びない、ということがたびたびあった。
世界選手権はもちろん、パンパシフィック選手権など、大きな国際大会はいずれも、午前中に予選、午後に準決勝、決勝という日程だ。スイマーにとって、午前中はタイムより、準決勝、決勝に上がるための順位を取るレースをやって、翌日以降の午後に、最高のパフォーマンスを狙うわけだ。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)