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《パ・リーグ前半戦おさらい》ソフトバンク苦戦も数字で見ると… 金メダリスト山本由伸と吉田正尚でオリックス25年ぶりVなるか 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2021/08/12 17:05

《パ・リーグ前半戦おさらい》ソフトバンク苦戦も数字で見ると… 金メダリスト山本由伸と吉田正尚でオリックス25年ぶりVなるか<Number Web> photograph by Kyodo News

金メダリストとなった山本由伸と吉田正尚擁するオリックスはパ・リーグを制覇できるか

五輪でも活躍した吉田と柳田のワンツー

 1吉田正尚(オ) 315打108安17本55点0盗 率.343 RC72.44
 2柳田悠岐(ソ) 331打98安22本53点3盗 率.296 RC68.73
 3マーティン(ロ) 301打76安21本58点3盗 率.252 RC59.52
 4浅村栄斗(楽) 300打88安10本43点0盗 率.293 RC58.79
 5森友哉(西) 273打83安9本26点1盗 率.304 RC55.99
 6荻野貴司(ロ) 339打104安6本31点15盗 率.307 RC55.93
 7中村奨吾(ロ) 298打91安6本50点6盗 率.305 RC55.75
 8島内宏明(楽) 302打76安12本66点1盗 率.252 RC52.53
 9近藤健介(日) 252打71安7本41点2盗 率.282 RC50.89
 10杉本裕太郎(オ) 276打82安18本54点2盗 率.297 RC50.63

 東京五輪でも活躍した首位打者の吉田正尚が総合指標でも1位。貢献度は極めて高い。オリックスでは吉田の青学大の先輩で、今季ブレークした杉本が10位に入っている。

 続いて現在本塁打王のソフトバンクの柳田。今季、打率は3割を切っているが、二塁打もリーグ最多の23本。長打が多く、長打率.571はトップだ。

 ロッテはマーティン、荻野、中村と3人がランクイン。リーグ最多の384得点は、リードオフマンタイプの荻野、中村とポイントゲッターのマーティンがうまく機能した結果と言える。

 打点1位は、楽天の島内。66打点は2位マーティンと8点差。12本塁打、打率.252とそれほどの成績ではないが、得点圏打率は.368でリーグ3位、得点圏では最多の32安打。好機に打席が回ってくるめぐりあわせだ。

 盗塁1位は、西武の新人、若林楽人の20盗塁、次いで同じく西武の源田壮亮の18盗塁となっている。

投手では山本と宮城が圧巻の成績

 投手成績、PRは(リーグ防御率-個人防御率)×投球回数÷9で導き出す。規定投球回数に達している、達していないに関わらず、全投手の成績を比較できる。先発、救援の投手を通じての10傑。

 1山本由伸(オ)16登9勝5敗 0S 0H 113.2回 率1.82 PR22.97
 2宮城大弥(オ)14登9勝1敗 0S 0H 94.1回 率2.10 PR16.13
 3平良海馬(西)41登1勝1敗 11S 21H 39.2回 率0.23 PR15.02
 4松井裕樹(楽)41登0勝2敗 23S 0H 41回 率0.66 PR13.57
 5マルティネス(ソ)11登7勝2敗 0S 0H 71回 率2.03 PR12.69
 6伊藤大海(日)13登7勝4敗 0S 0H 81.2回 率2.42 PR11.06
 7今井達也(西)14登6勝3敗 0S 0H 90回 率2.60 PR10.39
 8河野竜生(日)30登2勝1敗 0S 8H 39回 率1.38 PR9.79
 9佐々木千隼(ロ)31登4勝0敗 1S 12H 34回 率1.06 PR9.74
 10安樂智大(楽)31登3勝0敗 0S 11H 32.1回 率1.11 PR9.08

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