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「たかが世界選手権」「空手は五輪競技じゃないから」 不調も“パワハラ”も越えて競技普及に尽くした植草歩を待っていた厳しい現実 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2021/08/08 17:05

「たかが世界選手権」「空手は五輪競技じゃないから」 不調も“パワハラ”も越えて競技普及に尽くした植草歩を待っていた厳しい現実<Number Web> photograph by Getty Images

植草歩の東京五輪は終わった。ここまで長い間、空手界の発展に尽くしてきた29歳はこの祭典に何を思ったのか

五輪採用の動きで環境が大きく変わってきた

「7年間の答え合わせをしたい」と臨んだ試合での結果もまた、厳しい現実を突きつけた。

 空手の五輪種目採用への動きが本格的に始まったとき伸び盛りであった植草はその流れに生き、置かれた環境が大きくかわり、そして人生の目標もかわっていった。

 目指していた結果とは異なる成績にとどまった東京五輪は終わった。

 空手は2024年のパリ五輪では実施種目から外れることが決まっている。

 植草自身の今後の競技への取り組みについては、まだ固まっていない。

 ただ、今はこう感じている。

「苦しいこともたくさんありましたが、私を信じて応援してくださったファンの方、一緒に練習してくれた方、サポートしてくれた方、全員のおかげでこの舞台に立つことができたと感じています。夢の舞台に立たせていただけて、多くの方に感謝しています」

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