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「スカスカな感じが目立つ」「MISIAじゃなくて中居正広」近田春夫は“東京五輪の開会式をどう見た?”〈オリパラ音頭で話題〉 

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下井草秀

下井草秀Shu Shimoigusa

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posted2021/08/04 11:04

「スカスカな感じが目立つ」「MISIAじゃなくて中居正広」近田春夫は“東京五輪の開会式をどう見た?”〈オリパラ音頭で話題〉<Number Web> photograph by Getty Images

7月23日に行われた東京五輪の開会式。式4日前に辞任した小山田氏に代わって生出演を猛アピールしていた近田氏は本番をどう見たのか?

「市川海老蔵と上原ひろみのコラボレーションはよかったと思う。あの緊張感を生で味わえたのは収穫だったね。ああいう異質なものの組み合わせって、下手すると本当に水と油のまま終わっちゃうことが多いんだけど、あの2人からは、互いの力量を尊重しながら自分たちが楽しんでいる様子が伝わってきたからさ。海老蔵の衣装、60キロもあったというから、待ってる間も大変だったそうだね(笑)」

個人的にはMISIAじゃなくて「中居正広か……」

――バッハ会長のあいさつが長いんで、気が気じゃなかったようです。さて、MISIAの「君が代」はいかがでしたか。

「実は、『君が代』って結構難しい歌なんだけど、さすがに上手く歌いこなしてたよね。ただ、個人的には元SMAPの中居(正広)君に歌ってほしかったけど(笑)」

――2000年の巨人軍開幕戦において披露された中居君の「君が代」は伝説と化しています。東京ドームの観客席が爆笑に包まれたんですよね。

「多様性を象徴するという意味では、氷川きよしを国歌の歌い手に起用してもよかったと思うんだよね。素敵な衣装で彼が歌ってくれたら、世界がびっくりしたんじゃないかな」

森山未來ではなく「やっぱりギリヤーク尼ヶ崎(90)」

――森山未來のパフォーマンスについては?

「あの踊りに付随する文脈について俺は不案内なんだけど、素人目にちょっと踊りの切れが悪いかなとは感じちゃったね。せっかくあの手の暗黒舞踏みたいなものを世界に発信するなら、やっぱりギリヤーク尼ヶ崎を引っ張り出すべきだったと思うけど」

――ギリヤーク尼ヶ崎は、現在90歳の大道芸人ですね。確かに、その方がインパクトは強かったかもしれない。アンジェリーク・キジョー、アレハンドロ・サンス、ジョン・レジェンド、キース・アーバンと、世界の各地域のシンガーが歌い継ぐ「イマジン」はどうご覧になりました?

【次ページ】 イマジンの歌手は「誰が良かったのか」

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