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「家出して3カ月の漫喫暮らし」「枕をしたら仕事をやるよ」壮絶な過去を超えてスターダムの朱里が亡き母に誓う“赤いベルト”の夢
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2021/07/29 17:00
7月31日、8月1日の2連戦で幕を開ける『5★STAR GP 2021』。その先に、朱里は“赤いベルト”を見据えている
その後、ジュリアと組んでタッグのベルトは取った。
「ピカソとベートーベンを目指す。プロレス界ナンバーワン・タッグになれると思っているし、さらにはそれだけで収まりたくない。もっとぶっ飛んで輝きたい」
『5★STAR GP 2021』を制覇した先の“夢”
『5★STAR GP 2021』を制して、次の挑戦では今度こそ赤いベルトを巻きたい。
7月31日、8月1日の横浜武道館2連戦から『5★STAR GP 2021』が始まる。優勝決定戦は9月25日、大田区総合体育館だ。
朱里は開幕戦で上谷沙弥、2日目には舞華と対戦する。
「妄想ですけれど、戦う人その人その人でテーマを考えて試合をしたいと思ってます。上谷、中野たむ、彩羽匠とは初シングル。この『5★STAR GP 2021』で何がうまれるのか、いや、自分が生み出していきます。そして、『朱世界』に染めます」
13年目になるプロレス人生。朱里はスターダムを選び、最高に輝くために自分の生き様を見せる戦いを続ける。
そして、赤いベルトを巻いた姿を天国の母に見せる日が来ることを信じて。
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