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大谷翔平も水原通訳も「楽しい」オーラ全開… 初出場オールスター勝利投手にヘトヘトHR競争、イチローにはお辞儀〈Weekly SHOTIME〉 

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posted2021/07/14 17:00

大谷翔平も水原通訳も「楽しい」オーラ全開… 初出場オールスター勝利投手にヘトヘトHR競争、イチローにはお辞儀〈Weekly SHOTIME〉<Number Web> photograph by Getty Images

ホームラン競争とオールスターに出場した大谷翔平

雄星のサポートや「大谷、半端ないって」

 そこでは同じくオールスター初選出で花巻東高校の先輩にあたる菊池雄星から水分補給の“力水”をもらう場面も。そこからペースが上がった大谷は残り数秒でソトに追いつき、延長戦でも再び同数に。最終的には再延長3スイングですべてスタンドインしたソトに軍配が上がったが、さすがのエンターテイナーぶりだった。

 ホームランダービーの観客の中には「大谷翔平、半端ないって」の応援幕を掲げたり、マリナーズのレジェンドで知られるケン・グリフィーJrがカメラを構えて大谷を激写する様子を伝えるなど、大谷の人気はアメリカでも急上昇なのが伝わる一幕もあった。

初オールスターで勝利投手の“勝ち運”

 そして翌日、パープルカーペットを水原通訳とともにジャケットとシャツ姿で歩いた大谷は、オールスター本番を「1番DH」ながら先発投手として投げるというMLBの“特別ルール”のもとで登場した。打者としては第1打席ではナ・リーグ先発シャーザーの2球目をセカンドゴロ、第2打席はバーンズの初球をとらえきれずファーストゴロに終わった。

 ただ投手としては初回、現時点でナ・リーグの本塁打王の1番タティースJrをレフトフライ、2番マンシーをセカンドゴロ、そして3番アレナドには100マイル(161km)のストレートを投げ込むと、最後はショートゴロで三者凡退に打ち取った。

「簡単に“ワン・ツー・スリー”だ」

 エンゼルス公式ツイッターアカウントも誇らしげに大谷の好投を称えた。試合は2回表に1点を先制したア・リーグが、大谷とホームラン王を争うゲレーロJrの特大ホームランなどで着実に加点して5-2で勝利。大谷に初出場で白星が転がり込む形となった。

 試合途中、NHKや現地放送などのフラッシュインタビューに応じた大谷は前日と同じく「楽しかった」と語った。まさにフル回転の2日間となった大谷だが、常に笑顔を浮かべ、エンジョイしていた。その姿勢で後半戦もさらなる活躍を見せられるか。

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