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大谷翔平も水原通訳も「楽しい」オーラ全開… 初出場オールスター勝利投手にヘトヘトHR競争、イチローにはお辞儀〈Weekly SHOTIME〉
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/07/14 17:00
ホームラン競争とオールスターに出場した大谷翔平
松井超え32号にイチローと再会で“お辞儀”
5回、サウスポーのロドリゲスが放った内角チェンジアップをジャストミートすると、ボールはライトスタンドへ。2004年の松井の31本塁打を超える32号本塁打を、オールスター前に達成したということもあり、米放送局「CBSスポーツ」も「非現実な存在だ」と絶賛した。
<7月10日 vsマリナーズ>
4打数1安打1本塁打1打点
<7月11日 vsマリナーズ>
3打数0安打1四球
<7月12日 vsマリナーズ>
4打数2安打1四球
自らの樹立した日本人最多記録を、翌日あっさりと更新するのも大谷らしい。10日のマリナーズ戦では打った瞬間分かる超特大の弾道に、マリナーズ守備陣、アップトンらエンゼルスのチームメートもボールの行方を見送るほかなかった。
2戦連発の33号は打球速度187.5キロ、飛距離は約141メートル。常人離れした「アッパーデッキ」弾は、史上6人目の快挙だった。
ちなみにこのマリナーズ戦では会長付特別補佐兼インストラクターであるイチローとの再会を果たし、握手とお辞儀で敬意を払った姿を写真にとらえられていた。
ホームランダービー、オールスターへ
マルチ安打で前半戦最終戦を締めた大谷、その勢いに乗ってホームランダービー、そしてオールスターへと乗り込むことになった。
そのホームランダービー、大谷は練習からいきなり“155メートル弾”をブチ込むなど「ヒッターズパーク」として知られるクアーズフィールドに詰めかけた観客を驚かせた。しかしソトの一回戦では序盤に打球角度が上がらず、仕切り直しの休憩では捕手を務めた水原一平通訳に対して“疲れた”といった表情を浮かべる場面があった。