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根尾を「今一軍に置いているのが私の評価」石川は骨折、高橋は登板が途絶え… あがく“中日ドラ1トリオ”の現在地
text by
小西斗真Toma Konishi
photograph byKyodo News
posted2021/07/01 11:03
オリックス戦で併殺に倒れた根尾昴。6月の打席は苦戦が続いた
「花の高卒ドラ1トリオ」の苦しみの先に
アピールすべき打撃が振るわない根尾、思わぬ故障で試合にも出られなくなった石川、自慢のストレートで思うように打ち取れない高橋。内容は三者三様だが、それぞれが悩み、あがいている。自らの正確な現在地を知ることは必要だが、ドラゴンズと「花の高卒ドラ1トリオ」の未来を否定するものでもない。
東京五輪に挑む侍ジャパンの代表メンバーには高卒でプロ入りした選手は11人。つまり、残りの選手は3人の年齢のころは、まだプロの荒波にはもまれてもいなかったということだ。悩むのももがくのも当たり前。中京大中京高から法政大学を経てプロ入りした稲葉篤紀監督もそう。苦しみの先に明るい未来が待っているはずだ。