2020年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
インディアンスM-1敗者復活で“上戸彩もびっくり”1番手、ドタバタ5分間を明かす「水飲む時間すらなかった…」
posted2021/04/29 11:01
インディアンスの田渕章裕（左、ボケ担当、35歳）ときむ（右、ツッコミ担当、33歳）
text by
中村計Kei Nakamura
photograph by
Hideki Sugiyama
2019年大会で優勝候補に挙げられながら「本番中にネタが飛び」9位に終わったインディアンス。2020年は準決勝で1度敗れたものの15組で争った敗者復活戦を勝ち抜く。その出番順は上戸彩さんも驚きのトップバッターだった。（全3回の1回目／#2、#３へ)
――今大会、1組目の笑神籤を引いたときのMC役・上戸彩さんのリアクションの大きさが話題になりました。「ひゃっ！」と、非常にわかりやすく息をのんでいました。
田渕 そうなんです。瞬間で、二択やなと思ったんです。2年連続ニューヨークがトップバッターか、あるいは史上初のいきなり敗者復活組か。でも、前年のトップバッターをすぐ思い出すことはないやろなと思ったんで、これは敗者復活組やろなと思いました。
――敗者復活戦のステージ上も、ざわついたそうですね。
田渕 客席も、芸人たちも、ざわざわっとなりましたね。笑神籤が引かれる前に、冗談半分で、今年はトップバッターから敗者復活組あるんちゃう？ みたいな話をしていたんです。そうしたら、上戸さんがあのリアクションでしょう。えっ、マジで引いたんちゃう？ って。そこから、めちゃめちゃ慌て始めましたね。
――敗者復活戦はいつもでしたら、全芸人がステージに登場して、発表を待つというスタイルでした。でも今大会は密を避けるために中間発表における上位3組、ぺこぱ、ゆにばーす、インディアンスの3組だけがステージ上に残りました。この時点で、だいぶ可能性は高まっていたわけですが、心の準備はされていたのですか。
きむ 待ってる間、ネタ合わせはしていました。敗者復活でやったネタではなく、決勝に残ったらやろうと思っていた別のネタです。
田渕 みんなが「（1位通過は）おまえらや」って言うので、それやったら練習しとこうかなと思って。
きむ でも、横で、ゆにばーすもネタ合わせをしてたんで。どっちなんやろ……と。彼らも自信があるからネタ合わせしてるんやろうし。僕らだけやっとったら、僕らかなと思えたんでしょうけど。
「3……」あ、僕らや
――司会の今田耕司さんが1位通過者を読み上げるとき、きむさんは、最後まで読み上げる前にもう気が付いていましたよね。
