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久保建英の信頼はヘタフェで低いのか “今季3度目のレアル戦”で出番なし、モドリッチを見つめる表情は…【激写】
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2021/04/20 11:00
3度目のマドリー戦、久保建英に出番はなくピッチサイドで試合を見つめた
次節のバルサ戦に温存……だと信じたい
そして久保を残したままヘタフェは交代枠のタイミングを使い切り、そのまま試合終了まで戦いました。久保がベンチ脇の椅子に腰を落としていたのが印象的でした。
ゴールネットは揺れることなく、試合はスコアレスドロー。勝ち点1ずつを得て、健闘を称え合う両監督。ジダンにとっては痛い引き分け、ボルダラスにとっては狙い通りの引き分けに。
試合直後、スタジアム最寄りの地下鉄Los Espartales駅のホームです。23時から6時までの外出禁止令が出ているため、駅付近を含めて全く人がいませんでした。
複数の怪我人などの事情からフルメンバーではなかったマドリーを相手に、互角以上の戦いを見せたヘタフェ。ピッチサイドからは久保などの攻撃的カードを切れば、勝ち点3を得ることも可能なように感じていましたが、降格圏まで首の皮一枚の状況で、確実に引き分けを狙いに行った中、久保が出場することはありませんでした。
監督が明言することはありませんが、守備面において久保への信頼が低いのが感じられました。ただマドリー戦に続いて中3日でバルサ戦を迎えるため、その試合への温存だったと思いたいですが――。