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結成2年目の三浦&木原ペアが握る、北京五輪の団体戦メダルの鍵。~歴代最高順位で五輪枠が余る?~
posted2021/04/16 07:00
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph by
Asami Enomoto
ストックホルムで開催された世界選手権で、結成2年目の三浦璃来&木原龍一ペアが快挙を遂げた。日本人同士のチームとしては歴代最高となる10位で、来季の五輪枠「2」を獲得。国内にはペア選手が他に育っていないため、五輪枠が余るという異例の事態だ。
木原は'13年にシングルからペアに転向し、高橋成美とソチ五輪に出場し18位、須崎海羽と平昌五輪で21位。いまや日本のペアを牽引する存在だ。昨季、9歳年下の三浦と組むと、魔法にかかったように2人の滑りは一体化した。スケーティングの相性が抜群だった。
しかし今季、カナダを拠点にする2人は、スケートカナダは中止になり、全日本選手権も見送りに。世界選手権が今季初戦となった。ショートの『ハレルヤ』は2人の滑りの美しさを強調するプログラム。日本にこんなにも叙情的なカップルがいるということを世界にお披露目するような演技で、8位発進となる。