指揮官も強化部も“先を読んだ”部分があったはず

　もっとも、「恵まれている」と言ったが、指揮官も、強化部も、あらゆる可能性を考慮して、新外国籍選手の獲得を控えた面があるはずだ。こうした先を読む力も、今シーズンの大勢に影響を及ぼすに違いない。

　昨シーズンはJ2への降格がなかったが、今シーズンは4チームが降格する厳しいレギュレーションとなっている。クラスターが起きれば練習を中断せざるを得ず、エントリー下限を満たせずに公式戦が延期になった場合、日程的に代替開催が難しければ、0-3での敗戦となる新ルールが設けられた。そのため、チームはコロナ対策をさらに徹底する必要がある。

　コロナ禍で行なわれる2021年シーズンは、昨年以上にチームとしての取り組みや意識の高さ、総合力が成績を左右するシーズンになる。

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