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【全豪V】大坂なおみのクール&ちょっと笑える名言「食べすぎちゃった」「余計な考えが吹っ切れた」瞬間とは
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byHiromasa Mano
posted2021/02/20 20:00
2年ぶり2度目の全豪優勝の瞬間、大坂なおみは満面の笑みで優勝の喜びをかみしめた
ミスが多くても“幸運の蝶”が
<名言2>
今日はあんまりいいプレーができなかったし、アンフォーストエラーも多分普段より多かったけど、その状況でも踏ん張れたことには満足している。
(大坂なおみ/NumberWeb 2021年2月13日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/847000
◇解説◇
今大会の大坂で話題となったのが、「幸運の蝶」が舞い降りた瞬間だ。
オンス・ジャバーとの3回戦、第2セット第6ゲームに“ハプニング”は起きた。大坂のサービスゲームながらブレークバックのピンチを迎えたタイミングで、足首の辺りに蝶が止まる。それに気づいた大坂がコートサイドにやさしくエスコートしたものの、今度は大坂の顔にピタリと貼りついた。
全豪の会場は近くに川が流れていて、昆虫の乱入が結構多いのだという。ただそんなハプニングにも大坂は動揺せず、きっちりとキープして勝利につなげた。
ハプニングすら味方につけた感のある大坂だが、コメントにあるようにこの試合は完璧だった1、2回戦ほど上手くいった印象はなかったようだ。それでも「踏ん張れたことには満足している」と話した通り、メンタルがやすやすと崩れない“新たな強さ”を見せてくれた一戦でもあった。
なお試合についての冷静なコメントとともに、観戦に訪れたファンに対して「オージー、オージー、オージー、オイオイオイ! っていう掛け声が好き」と感謝を伝えている。なおみ節も相変わらず健在だ。