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那須川天心VS武尊、切り裂かれた“夢の黄金カード”が6月にも? 「格闘技界をひとつにするために」
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2021/01/01 17:07
那須川天心(右)はクマンドーイ戦に勝利後、武尊と言葉を交わした
那須川と武尊に残された時間は少ない
すでにRIZINは今年度の第1弾として3月14日の東京ドーム大会を発表しているが、両者の次戦のスケジュールを考えると、この大会でマッチメークすることは難しい。榊原CEOの「東京オリンピック前」という発言から察すると、6月あたりに開催を予定するビッグマッチということになるだろうか。
那須川と武尊に残された時間は少ない。那須川は近い将来プロボクシングに転向することを示唆している。逆算すると、今年いっぱいでキックボクシングから卒業ということも考えられる。一方の武尊は今年7月の誕生日で30歳を迎える。今年が大きな節目となると考えていても不思議ではない。
先日、日本政府は変異種の新型コロナの流入防止策として12月28日から今年1月末まで新規の外国人の入国を全面的に禁止する措置をとった。この措置が続くと、格闘技プロモーションは外国人選手を招聘できない。
そうした中、日本人選手同士の一騎討ちとして最高峰と思われる那須川VS武尊が実現に向けて動き出したことは朗報だろう。
夢は夢のまま終わらない。