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引退・中村憲剛「いまが“中村史上最高”ですよ」 Numberにだけ語ってくれた「5つの名言」
posted2021/01/01 06:03
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Asami Enomoto
雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は2021年元日、天皇杯決勝で現役引退する川崎フロンターレ、中村憲剛の5つの名言です。
<名言1>
たまに、練習でできないようなことが試合でできたりするから、ビックリするんですよ。
(中村憲剛/Number667号 2006年11月30日発売)
◇解説◇
フロンターレがJ1上位争いを繰り広げ始め、中村自身もオシムジャパンの常連になり始めたた、2006年の言葉。「できないことを練習して、少しずつでも自分のレベルを上げる。これからもそれを続けていくだけですね。いつも、もっとうまくなりてぇなぁ、って思ってますから」という発言に続いて、名言を残した。
「スタジアムの雰囲気とか、真剣勝負のテンションがなせる業、なのかな。だから、サッカーはおもしろい。やめられないですね」とも語っていた。本番で力を発揮できるタイプ、でもあったのだ。
<名言2>
これまで自分がやってきたことが、走馬灯のように駆け巡って……。
(中村憲剛/Number941号 2017年12月6日発売)
◇解説◇
川崎フロンターレひと筋15年目にして初の優勝を手にした中村憲剛は、試合終了を告げるホイッスルが鳴った瞬間、ピッチにうずくまってしばらく立ち上がることができなかった。
試合中は冷静沈着な憲剛が、あれほどまでに感情をコントロールしきれなかったことはサポーターも記憶にないはず。栄光とはかくも重いものなのだ。