なおまだ当年24歳だが、昨年限りで戦力外となり、球界を離れた選手は以下の4人。

ソフトバンク【投】渡辺健史（9/9）
巨人【投】巽大介（4/26）
DeNA【内】百瀬大騎（3/11）
ヤクルト【投】ジュリアス（5/25）

　一方、昨年のドラフトで新入団する年男も6人いる。

ロッテ4位【投】河村説人（6/18）星槎道都大学
楽天育成1位【投】石田 駿（5/27）栃木ゴールデンブレーブス
日本ハム1位【投】伊藤大海（8/31）苫小牧駒澤大学
日本ハム6位【外】今川優馬（1/25）JFE東日本
阪神8位【投】石井大智（7/29）高知ファイティングドッグス

1985年生まれの選手は実力派ぞろい

　一回り上の世代も見よう。この年齢なら当然のことだが、プロとして生き抜くための「一芸」を持った顔ぶれだ。

＜1985（昭和60）年生まれ。当年取って36歳。両リーグで11人＞
・ソフトバンク
【内】グラシアル（10/14）69試256打71安10本35点2盗 率.277
・ロッテ
【外】荻野貴司（10/21）53試203打59安1本10点19盗 率.291
・西武
【内】メヒア（12/2）74試237打49安11本33点0盗 率.207
・オリックス
【外】ジョーンズ（8/1）87試302打78安12本43点1盗 率.258
・日本ハム
【投】村田透（5/20） 21試1勝1敗0SV 5HD 38回 率3.55
【投】宮西尚生（6/2）50試2勝1敗8SV 21HD 48.1回 率2.05
・中日
【投】谷元圭介（1/28）36試1勝3敗0SV 13HD 30回 率3.60
【外】大島洋平（11/9）118試462打146安1本30点16盗 率.316
・阪神
【投】チェン・ウェイン（7/21）4試0勝3敗0SV 0HD 26回 率2.42
【投】桑原謙太朗（10/29）12試0勝0敗0SV 2HD 10.1回 率3.48
・広島
【外】松山竜平（9/18）108試404打112安9本67点0盗 率.277
【捕】白濱裕太（10/31）2試1打0安0本0点0盗 率.000

　ソフトバンクのグラシアルが今年36歳とは驚きだ。若々しくて精悍、そして勝負強い。同じキューバ出身の相棒、デスパイネの方が1歳下なのだ。

　荻野貴司は、怪我が多いが2019年には34歳のシーズンで初規定打席で3割。スピードは衰えていない。メジャー通算282本塁打のジョーンズは、成績的には今ひとつだったが、風格を感じさせた。2年契約の2年目だ。

　宮西尚生は、NPB史上1位の358ホールド。昨年は一時期クローザーも務めた。中日の切り込み隊長、大島洋平も36歳になるが、2019年、20年と2年連続で最多安打をマークしている。元中日でMLBを経てロッテでNPB復帰したチェンは阪神と契約した。

35歳のシーズンで戦力外、引退の選手も多い

　実はこのオフまで、来年36歳になる選手は20人いた。しかし以下の8人が、戦力外や自由契約になった。このあたりの年齢が、現役続行の分水嶺なのかもしれない。

ソフトバンク【投】バンデンハーク（5/22）
ロッテ【投】大谷智久（2/14）
ロッテ【投】内竜也（7/13）
オリックス【投】アルバース（10/6）
DeNA【投】藤岡好明（3/12）
広島【内】小窪哲也（4/12）
ヤクルト【投】中澤雅人（2/16）
ヤクルト【投】山中浩史（9/9）